世界一周を夢見たきっかけは、ひとつのYouTubeチャンネルでした。〈僕がアフリカ縦断を決めた理由②〉
僕がアフリカ縦断を決意するまでの5ヶ月間、考えていたことや悩み続けていたことを少しずつ書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら↓
今回はこのつづき、海外への興味から世界一周を夢見たときの話です。
世界にはこんなにも色々な生き方があるのか
日本語が通じない環境が楽しくて、その魅力に一気に引き込まれてから二年。
色んな国の色んな生き方を見てきました。
日本と同じような生活ができるヨーロッパ。
都市ごとに人種も雰囲気も全然違ったオーストラリア。
リゾートのすぐ横に露店がごった返しているアジア。
たった十数か国でも、その地その地で見られる景色は全く違い、どこが良いとか悪いとかではなくその全てが新鮮で魅力的でした。
初めての国や都市に行くことは本当にわくわくするし、日本にいるときよりオープンな気持ちになれることも海外旅行の醍醐味だと思います。
その一方で卒業までの一年半、残りの海外旅行もこのままで良いのだろうか、と思い始める自分がいたんです。
一週間ほどの海外旅行ならこれからも行けるチャンスはあるし、初めてのときと比べたら最低限は海外のあれこれにも慣れてきて。
そうしたら、まとまった時間が取れるいま、
もう一歩踏み出してみたい
という気持ちが高まってきました。
そしてこの気持ちを実現させる方法として、世界一周に出会えた最初のきっかけは、YouTubeでした。
きっかけはYouTube
今や学生なら誰もが見ているといってもいいYouTube。
その中の一つのチャンネルに、僕は大きく心を動かされました。
「ジョーブログ」
有名なチャンネルですね。
僕が初めて彼の動画を見たとき、ちょうどアフリカ縦断の動画が公開されていたんです。
正直なところ、「アフリカ=危険だから行けない地域」という意識が強くて、今までアフリカについて考えたことはほとんどありませんでした。
しかし動画に出てくる景色は、息をのむような絶景やはじめて見る文化、そして人の優しさ。
iPhoneの画面からもその壮大さが伝わってくるのだから、本物でしょう。
もちろん危険な場面も色々あったと思います。
ただそれでも、アフリカは僕にとって、見れば見るほど行ってみたいと思えるような地域になりました。
(アフリカで唯一行ったことがあるモロッコのシェフシャウエン)
あとは何より彼の生き方や考え方が格好良かった。
たとえ動画の中だけだとしても、自分のものを盗んだ人に対して、「生きるのに必死だったんだろうな」と同情することは、はたして今の僕にはできるでしょうか。
他人からどう思われようと自分の生き方を胸張って自慢することは、いまの僕にはできるでしょうか。
彼の姿は、僕自身も
どう思われても自分が人生楽しめたら良いじゃん!
と思えるきっかけになりました。
撮って笑って旅をして
ジョーブログの他に、僕が世界一周を考えるきっかけとなったのが、
「撮って笑って旅をして」
というブログです。
出会った人たちの笑顔を写真に撮りながら世界一周を旅していて、そのブログには笑顔の写真があふれていました。
高橋優さんの一曲に、
きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う
という歌詞がありますが、まさにそれを実際に伝えてくれている素敵なブログです。
動画と比べるとどうしても現地の様子などは伝わりにくかったのですが、それでも、ブログに映るそこでしか見られない絶景と世界共通の笑顔は、僕の世界一周への気持ちをますます高めてくれました。
そして彼もまた全力で人生を楽しんでいるという姿が、ブログを通してありありと伝わってきました。
今まで見ていた道がどれだけ狭かったことか
「ジョーブログ」「撮って笑って旅をして」
僕が今まで考えたこともない世界で誰よりも自信をもって活動しているその姿は、とても輝いて見えたと同時に、僕自身の今までの視野の狭さを痛感させられるものでした。
身のまわりに選択肢はあふれていて、それは気づいて手をのばせば届くもの
大切なのは自分自身がその選択に誰よりも自信を持つこと
僕の選択は、
純粋な興味を興味で止めず、実現すること
そしてその純粋な興味は、
知らない世界をもっと見たい知りたい
でした。
このような背景があって、僕は本格的に世界一周を考え始めたのです。
ただ、時期はもうすでに修士1年の秋。
半年後には就活が始まる時期です。
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