大学院生から始める、アフリカ挑戦ひとり旅。

大学院生から始める休学ひとり旅。

~海外旅行×国際協力×休学~

大学院生に世界一周は難しい。〈僕がアフリカ縦断を決めた理由④〉

僕がアフリカ縦断を決意するまでの5ヶ月間、考えていたことや悩み続けていたことを少しずつ書いていきたいと思います。 

前回の記事はこちら↓ 

now123u.hatenablog.com

今回はこのつづき、なぜ世界一周からアフリカ縦断に変更したのかに注目して書きました。 

 

大学院生だからこその難しさ

 僕の挑戦の一番の理想は、

「世界一周」×「国際協力」

です。

休学して一年かけて世界一周をしながら、その途中で国際協力の現場を学ぶ。

 

しかし、大学院生ならではの理由もあり、この理想を叶えることは難しかったのです。

 

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オーストラリア:ブリスベンのオフィス街

どうしても考えなければいけない「就活」 

まず一つ目の理由は、就活です。

これは大学生にとっても同じですが、毎年3月から企業の就職情報が解禁され、本格的に就活が始まります。

今回の経験を踏まえて就活に臨みたいと考えている僕は、もし休学したとしても、就活が始まる前つまり遅くとも来年2020年の2月には帰国しなければいけません。

 

となると出発は、その一年前となる2019年の3~4月ごろが理想ですが、僕が本格的に今回の挑戦を考え始めたのは去年の冬前

インターン先や資金の調達などの準備には十分な時間が残されていませんでした。

 

「研究」も無駄にしたくない

それに、大学院での研究についても、休学を考える際に無視できません。

僕の場合、定期的に野外調査が必要な研究テーマだったので、休学を始める時期については特に悩みました。

今年の3~4月だと今後野外調査に行けなくなるし、秋以降だと復学後の修論執筆にも影響するかもしれません。

もっと早くに気づいていれば、大学院入学と同時に休学という手もあったのになと、少しばかり後悔もしました。

いっそのこと就活のことは気にせず、卒業してから就職する前に一年間時間を取ろうかとも考えたほどです。

とにかく悩みました。

 

考えれば考えるほど、大学院で休学することへのリスクや、大学院生で世界一周することの難しさを感じました。

ただ、こうやって考えていくうちに、あることにも気がついたのです。

 

世界一周にとらわれないように

世界一周

誰もが憧れる言葉です。

ただ、その言葉の持つ魅力に少しとらわれすぎていたような気がします。

 

最初の頃は、とにかく色々な国や地域を訪れて、文化の多様さそこにしかない絶景を見て回りたいだけでした。

その夢を叶える一番の近道世界一周であり、だからこそ魅力溢れる言葉なんだと思います。

 

ただ、国際協力への興味が生まれて、見ることだけが目標ではなくなった今、世界一周にこだわる必要が無いことに気づきました。

無理に世界一周をして、国際協力に関わる部分が浅いものになってしまったら、それこそ意味がないと。

 

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台湾の高美湿地で撮った夕暮れ。何色もの光が合わさって鮮やかでした。

 

それなら、色んな地域を転々とするより、一つの地域に密着してみよう。

長い間滞在するからこそ見えてくる世界もあると思います。

まとまった時間を作れるのは今だけです。

 

今しかできない経験をしよう。

そして

今しか行けない地域に行こう。

 

この挑戦を考え始めて5ヶ月、ようやく決断することができました。

 

一年間で世界一周<半年間でアフリカ縦断

僕は世界一周をやめます。

その代わり、半年間を使ってアフリカ縦断しながら、国際協力について考えることにしました。

 

出発は2019年の9月帰国予定は2020年2月です。

大学院は2019年9月から一年間休学し、アフリカ縦断と帰国後の就活も済ませたあと、2020年9月に復学する予定です。

 

これだけ長い間考えたので、この選択に後悔は全くありません。

むしろ、僕の中では今までで一番大きな決断をしたので、これからやってやるぞという気持ちが大きいです。

 

アフリカという地域から溢れる魅力と現状

アフリカという地域を選んだ理由は、大きく三つあります。

想像もできない大自然と文化

正直なところ、今までアフリカについて真剣に考えたことはほとんどありませんでした。

考えたこともなかったからこそ、まだ知らない景色や文化が溢れています。

ジョーブログを見て確信しました。

世界一周を夢見たきっかけである、もっと見たい知りたいを叶えるには最適な地域に間違いありません。

 

水不足問題

僕が水の研究をしているということもあると思いますが、国際協力を考えるとき、一番に思い浮かぶ項目が水不足問題です。

アフリカでは依然として、多くの人々がこの問題に悩まされ苦しんでいると聞きます。

ただ、私たちが主な情報源とするメディアから伝えられる内容はここまで。

”どの地域で””どのような水問題が””どれほどの規模で起きていて”、それに対して”どのような対策が行われているのか”

これらについて詳細に伝えられているものは少ないと感じます。

今後「国際協力」「水」との関わり方を考える上でも、より具体的に現状を確かめる必要があると考えました。

 

今しか行けない場所

「今しか行けない」というのは、「アフリカ縦断は時間的にも体力的にも今しかできない」という意味です。

アフリカでの移動は基本的にバスがほとんど、時には十数時間の移動や国境で丸一日待たされることもあるそうです。

この移動に耐えられる体力があるのも、今のうち。

今後アフリカがさらに発展して、移動手段が便利になるのも時間の問題です。

そういった意味で、今しかできないアフリカ縦断に魅力を感じました。

 

 

僕がアフリカ縦断を決意するまでの5か月間で考えていたことは、これらが全てです。

 

長い時間かけても、まだ決断しただけ。

 

これから行動しないことには話になりません。

インターン先を探したり縦断ルートを決めたり、まだまだ準備が山ほどありますが、そのひとつひとつを丁寧に、後悔しないように進めていきたいと思います。

 

応援よろしくお願いします!!!

 

 

 

つづきはこちら↓

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